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column 786.
買い主からの値下げ要求にどう付き合えば良いの?価格交渉の基本戦略2024-11-19
できるだけ不動産を高く売りたい売り主と、少しでも不動産を安く買いたい買い主、お互いの利害が対立している以上、不動産売却では買い主との価格交渉を避けては通れません。 今回は、買い主の値下げ要求に対応する、価格交渉の基本戦略や、交渉を有利に進めるためのポイント、交渉時の注意点をお伝えします。 値下げ要求に対する売り主の基本戦略●「早く売りたい」という素振りを見せない不動産売却時の値下げ交渉をする際に、売り主として重要なのが、売り急ぐ気持ちや素振りを見せないことです。
「早く売りたい」という気持ちが買い主に伝わると、「少し押せば値下げ要求が通るのでは」と思われてしまいます。 ●最初から値引きありきで売り出し価格を設定する
返報性の原理といって、人間は自身の要求を認められたり、親切にされたりすると、同等の要求や親切を相手に返したくなるという心理を持っています。
しかし、値下げをしすぎると売り主が損をします。 ●購入意欲の高い相手とだけ交渉する
値下げ交渉については、購入意欲の高い買い主のみ相手にすることも大切です。 交渉を有利に進めるためのポイント●相場を把握して根拠のない値下げを断る
不動産は、多くの場合、地域の相場で売買されます。 ●値下げできる限界のラインを決めておく
値下げしても良いと考えている場合は、買い主との交渉に臨む前に、どこまで値下げできるのか考えておきましょう。 ●買い主側の予算を見極める
基本的に、買い主が提示してくる値引き額は、買い主の予算上限よりも余裕があります。 ●売却開始直後や問い合わせが多い場合は交渉に応じない
もし、不動産の売却開始直後や、他にも内覧の申し込みや物件に関する問い合わせが届いている状況なら、無理な価格交渉は打ち切りましょう。 不動産売却で価格交渉をする際の注意点
不動産売却の価格交渉は、その時々の状況や要望に応じて、対応を変えることが大切です。
しかし、売却開始から半年経っても買い主が見つからず、できれば数ヵ月以内に売りたいといった場合なら、値引きを受けてでも成約した方が、売り主のメリットは大きくなります。 まとめ不動産売却では、本気で購入を検討して値下げを求めてくる方もいれば、安くなれば儲けもの程度の考えで、とりあえず値下げを求めてくる方もいます。
売り主の時間や体力は有限です。 |