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column 794.
相手の立場で考えることが大事!買い主の心理を読み解く不動産売却術2024-11-21
不動産売却は、売り主と買い主さえ合意すれば、手続きが終わります。 不動産売却を成功させるためには、「高く売りたい」「早く売りたい」という売り主側の事情を押し付けるのではなく、買い主の心理に合わせた売却戦略を取ることが重要です。 そこで本記事では、不動産売却における買い主の心理や、買い主の事情を考慮した売り方の工夫をお伝えします。 不動産売却では買い主の心理を考えることが重要
不動産売却は、非常に大きな額のお金が動く取引です。 売り主が押さえておきたい買い主の心理●1円でも安く家を買いたい
不動産を探す買い主のほぼ100%が持っているのが、家を買うなら1円でも安く買いたいという心理です。 売り主としては、「この家には思い入れもあるし、買ったとき◯◯万円だったから、××万円以上で売りたい」などと考えがちですが、不動産は適正価格で売り出す必要があるのです。 ●不動産購入のリスクを回避したい
不動産売買において、買い主は「買った家が欠陥住宅だったらどうしよう」「高いお金を出して後悔したらどうしよう」といったさまざまな不安を抱えています。 ●物件が好みでも、嫌いな相手からは買いたくない
買い主も人間である以上、売り主が買い主から嫌われてしまうと、不動産は売れなくなります。 そのため、不動産売却では、物件の良いところをアピールするだけでなく、買い主の気分を害さないよう誠実な対応を心がける必要があります。 買い主の不安を軽減し購入意欲を引き出すポイント●相見積もりを行い適正価格で売り出す
不動産には、相場があります。 なお、査定を取る業者が一社だけだと、査定結果が妥当なものかどうか判断できないため、複数の業者に不動産の査定を依頼するのがおすすめです。 ●値引きを想定して価格設定を行う不動産売買は、人生の中でも大きなイベントなので、買い主に購入を決断してもらうためには、きっかけを用意する必要があります。
そこで役立つのが、値引きです。 ●内覧でしつこい売り込みをしない
内覧は、買い主に物件を気に入ってもらえる貴重なチャンスです。 ●インスペクションなどを行い、安心感・安全性をアピール専門家に住宅の現状や欠陥をチェックしてもらう住宅診断や、住まいの耐震性能を調べる耐震診断を受けたり、過去のリフォーム履歴等を明示したりして、物件の安全性をアピールすると、買い主の不安を軽減できます。
不動産に欠陥があった場合に保険金が出る瑕疵担保保険に、売り主が加入しておくのも効果的です。 まとめ
不動産売却では、買い主の不安を軽減し、上手に購入意欲を後押しすることが、取引の成功につながります。 |