|
<< 2025年12月 >>
月間アーカイブ
|
column 812.
不動産売却の良くあるトラブルは?注意すべきトラブル事例と対処法2025-01-31
不動産売却のトラブルは、お金に関すること、契約に関すること、売り主の不備や相手側の事情といった、さまざまなケースで発生します。 ただ、どういったトラブルが良くあるのかを知っておけば、トラブルを必要以上に恐れることはありません。 本記事を通じて、不動産売却トラブルの良くあるトラブル事例と、その対処法を押さえていきましょう。 不動産売却の良くあるトラブル事例と対処法●重要事項説明の不告知雨漏りや過去のシロアリ被害、建築基準法違反など、不動産に関する重大な問題点を買い主に伝えることなく売却した場合、後日買い主から訴えられる可能性があります。
なぜなら、不動産の世界では、公平公正な取引ができるよう、売り主に対して「重要事項を買い主に書面で伝えること」が義務付けられているからです。 不動産を売る時は、物件の現状を調査するホームインスペクションを実施し、結果を書面で買い主に通知した上で、売買契約を結びましょう。 ●売買契約の急なキャンセルほかにもっと良い物件が見つかった、実は家族の同意を得ておらず購入に反対されたなど、売買契約の締結後に買い主からキャンセルされることで、トラブルになる場合もあります。
取引相手がいなくなると、新たに買い主を探す手間がかかるため、売り主としては大きな損害です。 売買契約書の作成時に、解約条件や解約時の違約金等について定めておくと、トラブルになっても契約書の内容に従って解決できます。 ●囲い込みのトラブル
囲い込みとは、仲介をお願いした不動産業者が、自社で取引を独占するために、ほかの業者や買い主からの問い合わせを断る行為のことです。
ほかからの問い合わせを断り、情報を独占して売り主側の業者が買い主を見つければ、売り主・買い主の両方から仲介手数料を取れて儲かるので、こうした行為が行われるのです。 ●土地の境界線問題
隣地との境界線がどこにあるのか不明瞭な場合、そのまま売るとトラブルになりやすいです。
たとえば、お互いの敷地をまたぐかたちでブロック塀を立てている場合、一方の意見ではブロック塀を補修したり取り壊したりできません。 あらかじめ隣地の所有者と話し合っておいたり、土地家屋調査士に頼んで正確な境界線を確定させたりしておけば、売却後のトラブルで売り主にクレームが入るといった事態を避けられます。 不動産売却トラブルのリスクを下げるためにできること●信頼できる不動産業者と契約する
不動産売却トラブルのリスクを下げる上で重要なのは、信頼できる不動産業者を選ぶことです。 ●口約束を交わさない
不動産売却のトラブルを、100%未然に防ぐのは不可能です。
そこで重要なのが、口約束をしないことです。 まとめ
不動産売却に関するトラブルは、多岐に渡ります。
不動産売却では、信頼できない業者と契約したり、口約束や口頭での説明で不動産を引き渡したりすると、トラブルのリスクが上がります。 |