
来客が増える季節。玄関もお手洗いもリビングも、人目につくところはキレイにしていたいけど、生活していたら雑然とすることは避けられません。
効率よく、パッとみてスッキリした部屋を印象つける方法があったら便利なのに。
そんな困った!を解消する方法のひとつに、 魅せるポイントを絞る「フォーカルポイント」がありますよ。
見せたい場所を演出することで他のモノが視界に入りにくい
フォーカルポイントとは、見せたい場所を効果的に演出する方法です。
イメージとして、床の間の生花や掛け軸、ビルやホテルのフロントに飾られたお花など。店内に足を踏み入れた時に、パッと注目する場所です。
フォーカルポイントに目線が奪われると、他のお客さんや店員さん、他の雑多なものへの注意が薄くなるような感覚があるかと思います。
同じ原理で、自宅にもフォーカルポイントを用意し上手に印象付けができれば、少々雑多なお部屋でも魅せたい場所に注意を奪われることで、他が気にならず魅力的に映すことができるかもしれないのです。
入り口から見て部屋の奥に
フォーカルポイントの設置場所としては、玄関や部屋の入り口に立った時に奥に位置させると効果的です。
玄関ならば突き当たりの壁に絵を飾ったり、お花を飾ってみたり。
リビングならば窓脇にグリーンを置いたり、リビングボードに印象的な雑貨を飾ってみたり。お手洗いの壁に絵を飾って視線を集めたり。
また、部屋の入口から遠くに置くことで奥行きが生まれ広く感じさせる効果がありますよ。
クリスマスツリー、お正月飾りを生かして
冬場なら、クリスマスツリーやお正月飾りをフォーカルポイントに使う方法もあります。
リビング脇にクリスマスツリーを飾ったり、リースをかけてみたり。
玄関のカウンター上にお正月飾りを置いたり、リビングボードの上に鏡餅やお正月用のお花を活けたり。
せっかくクリスマスツリーやお正月飾りを飾るのならば、フォーカルポイントとして活用すると、あれもこれもと飾るより部屋もスッキリできます。
周りはスッキリさせると効果的
フォーカルポイントを効果的に使うためには、飾りの周りは他のものを置かないことが重要です。
見て欲しいものだけに厳選してあることでスッキリとした印象になります。あれもこれも盛りだくさんになると情報が多すぎて魅せたいポイントがぶれてしまいます。
例えばクリスマスツリーの隣におもちゃ棚や雑多な本棚が並んでいたり、書き込まれたカレンダーが後ろに貼ってあったり。
玄関のお正月飾りの脇に傘立てやサッカーボールなどが置かれると、せっかくのフォーカルポイントが混ざってしまいゴチャゴチャした印象を与えてしまいます。
「ここだけ見てほしい」ピンポイントで演出するほうが見る側も迷いにくいのです。フォーカルポイントの周りだけはスッキリさせておきましょう。
そして、いつまでもフォーカルポイント頼みではなく、少しずつ片付けておくことが安心につながりますよ。
