
引越し先を決めるときにはやはり、四季の過ごしやすさも気になるところです。
東北地方に位置する仙台市には冬の寒さが厳しいイメージがあるので、どんな風に寒さ対策をするのかというのは特に気になるのではないでしょうか?
そこで、仙台市で暮らす人たちが実際に行っている冬の寒さ対策について、仙台市民162名に聞いた防寒対策についてのアンケート結果をもとに、ご紹介します。
エアコン、ストーブ、ヒーターなどを使って仙台の冬を乗り切る
仙台市民へのアンケートの結果、何らかの防寒対策をしている人が全体の75%と、していない人の25%を圧倒的に上回ることが分かりました。
何らかの防寒対策を行っているという回答のなかでも、特に多かったのがエアコン、ストーブ、ヒーターなどの暖房器具です。
部屋に備え付けのエアコンのみで冬中快適に過ごせるという意見がある一方、冬の寒さ対策として特別にストーブやファンヒーターなどの暖房器具を使用しているという意見も目立ちます。
また、エアコンを使っていると回答した人の中にも、ストーブやヒーターなどの暖房器具とあわせて使用することで寒さ対策をしているという意見もありました。
このことからは、部屋全体をしっかりと暖める暖房器具を使用して、冬を快適に過ごすという仙台市民の冬のライフスタイルが伺えます。
仙台市民の技!二重サッシの窓や床暖房など、住宅にも防寒対策
ストーブやヒーターなどの冬にだけ設置するタイプの暖房器具ではなく、住宅そのものに寒さ対策をしているという回答も多数ありました。
足元から効率的に暖める床暖房や、窓から冷気が侵入するのを防ぐ二重サッシの窓などは、冬の寒さに対する備えとして効果的と言えるでしょう。
また、窓の防寒対策として挙げられた中には、「厚手のカーテンを付ける」「窓にプチプチをはる」「冷気対策用のフィルムを窓にはる」などのアイディアが光る回答も多数あり、「冷気の侵入をいかに防ぐか」というのが仙台市民の寒さ対策の重要ポイントになっていることが伺えます。
部屋を暖める前にしっかりと外からの冷気を遮断することで暖房器具の効率を上げ、少ないコストで快適に冬を過ごすという技ありな知恵と言えるでしょう。
こたつ、厚着など、手軽な防寒対策で仙台の冬を過ごす人も
部屋全体を暖めることより、体を冷やさないことに重点を置いた寒さ対策をしているという回答もありました。
こたつやホットカーペットなどの狭い範囲を効率的に温める暖房器具と、体温を逃がさない暖かい服装を合わせることで仙台の冬の寒さに対応するという方法は、コストも抑えられる上、省エネです。
外から侵入する冷気を遮断するために、床にカーペットをひいたり、窓に対策を施したり、ドアの隙間をなくしたりといった対策も並行して行うという意見もあり、仙台市に住む人が創意工夫しながら冬の寒さに対応しているのがわかります。
仙台市に暮らす人たちが行っている寒さ対策には、「部屋を暖める」「冷気の侵入を防ぐ」「体を温める・冷やさない」という3つのポイントがあることがわかりました。
ひとつ一つも寒さ対策として有効ですが、より効率よく寒さ対策を行いたいときには、2つ以上のポイントを組み合わせると良いでしょう。
