
子供が二人なら二段ベッドをという方も多いと思いますが、三人だから困るという方、三段ベッドというものがあるのをご存知ですか? 省スペースで子ども三人分の寝る場所を確保できるので、住宅事情が厳しい日本でも活躍してくれそうです。
素材と産地
素材は、ヒノキやパイン材、あるいはパイプまで、実に様々あります。当然ですが素材や産地によって価格はピンからキリまであります。安全性重視なら国産で頑丈なもの、価格重視なら外国産など生活に合わせて選ぶとよいでしょう。
具体的な違いを考えてみましょう。木の材質はもちろんですが、一つ一つのパーツの厚みや金具によって、がっしりとしているかどうかが違ってきます。子供が小さいうちだけ使うのであれば、体重も軽いのでそれほど気にならないかもしれませんが、ある程度大きくなるまで使う予定であれば、頑丈な造りのものがおすすめです。
また、無垢仕上げか、塗装仕上げかによっては匂いが気になるものもあります。外国産の安価なものの場合は塗装臭が気になる場合もあります。その場合は、届いたら梱包をとき、可能であれば外で干しておきましょう。室内の場合は、換気しながら1〜2日ほど放置しておきます。
その点、パイプ製のものはあまり匂いを気にしなくてよいかもしれません。布団などがセットになっていない分、木製より安価ですので、価格重視の場合いは検討の一つに入れてみましょう。
設置について
壁際につけて設置することがのぞましいです。また、近くに窓がない場所の方が好ましいですね。
ベッド自体の総重量がどのくらいかにもよりますが、子供の体重も含めるとかなりの重さになりますので、賃貸物件の場合は特に設置場所の床には、へこみ防止用の板を置くなど配慮が必要な場合もあります。
購入には利便性や年齢を配慮
三段ベッドは、ばらしてシングルベッドとして使えるものを選ぶと良いでしょう。子供がそれぞれに別の部屋を持つ時には、一つずつ使えます。
また、棚がついているものや、ライトが付いているものや設置できるものなどもあります。将来、どう使うかを考えて購入すると長く使えますね。
一人一人に部屋を作るのが難しい時期でも、一人ずつベッドという占有スペースがあることは、子供の成長においてものぞましいことです。
「自分だけの城」となるスペースは、自立心にもつながります。一部屋作るのが難しい場合でも、ベッドという空間で一人の時間を過ごせるようにしてあげると良いでしょう。
外国では生まれた時から親子は別の部屋で寝るという国もあります。日本では多くの場合、生まれたら赤ちゃんはママと一緒に寝ることが多いのではないでしょうか。
一人寝できるきっかけの一つにベッドの購入もあると思います。家族で話し合って購入のタイミングを決めると良いですね。
