
昭和の頃は当たり前だった近所付き合いや地域の集まりは、平成を境に希薄になりつつあります。
最近は隣の人の顔や名前を知らない人も多いかもしれません。
しかしそれは、宮城の人達も同じでしょうか?
今回はその点についてアンケートをしてみました。
近所付き合いのコツなどについてもご紹介いたします。
宮城県の人は近所付き合いをどれくらいしている?
以下の質問で、宮城にお住まいの200人の方達にアンケートを実施しました。
【質問1】
あなたは、近所付き合いをしていますか。
【回答】
ある・・・157人(78.5%)
ない・・・43人(21.5%)
【質問2】
「ある」と答えた人は、どのような近所づきあいをしていますか?(複数回答可)
【回答】
1あいさつや軽い会話を交わす・・・156人
2町内会のイベントなどに参加・・・33人
3その他・・・2人
【結果】
町内会やイベントに参加するほど密な付き合いをしている方こそ少なかったとはいえ、
それでも、まったく近所付き合いがないという人は少数派。
およそ5人に4人の方は、なにかしらの近所付き合いをしているという結果となりました。
宮城は全国よりも、割合が高い。
厚生労働省の2015年のデータによると、全国的には近所づきあいがある人は67.2%ほどです。
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/15/backdata/01-01-03-110.html
つまり全国的と比べると、宮城県に住んでいる人達は近所付き合いをしている人の割合が高いと言えます。
もしかすると2011年の大変な経験を通じて、
助け合いの大切さをよく理解しているのかもしれません。
宮城に住んでいる人が良好な近所付き合いをするコツは?
良好な近所付き合いの一番のポイントは挨拶。
挨拶程度とはいえ、それだけでも何か迷惑をかけるようなことがあった時、
穏やかに受け取ってもらえるようになるものです。
ご近所さんに会った時はしっかり声をかけるように心がけましょう。
またその地域のルールはしっかりと従うようにしましょう。
「なんでこんなルールがあるのかな」と不思議な習わしに感じることがあるかもしれませんが、
郷に入っては郷に従え。きちんと守るだけでも非常に印象が良くなります。
それからもう一つ大切なのは、つかず離れず、あまり深入りし過ぎないこと。
立ち話をすることがあっても、無難な話題に止め、
噂話や陰口が好きな人からは距離を置いておくのが賢明です。
全国に比べれば宮城県の人達は圧倒的に近所付き合いが多いということが言えます。
それはおそらく、東北大震災を経て近所付き合いや助け合いの大切さをよく理解しているためなのでしょう。
確かに生活を送る中で何があるかわかりません。
それほどしっかりとではなくても大丈夫なので、挨拶だけでもしっかり行うようにしておきましょう。