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column 705.
角地は家を建てるのに最適?角地のメリット・デメリット2020-08-21
新居を建てるために土地探しをしている際、「角地」に興味を持つ方は多いです。
ただし、一般的に評価の高い角地も、万人に合うわけではありません。 そこで今回は、角地のメリット・デメリットと、角地を買う前に調べて欲しいポイントをご紹介します。 角地にマイホームを建てるメリット●日当たり・風通しが良い
マイホームの建設予定地として角地を選ぶ最大のメリットは、日当たりと風通しの良さです。 ●片側が必ず道路に面するため隣家が気にならない
角地ならではのメリットの一つが、4方向ある内の2方向にしか隣家がないこと。
しかし、角地の場合、道路側に窓を作っておけば、ふと外を見たときに隣家の方と偶然目が合って気まずい思いをする、といった場面を減らせるのです。 ●間取りの自由度が高い
角地は、設計の自由度が高いです。 しかし、角地の場合2方向の道路に面しているため、好きな面に玄関を置いたり、通常の玄関と車庫に直通する小さな出入り口を両立させたりできます。
また、日当たりが良いため、リビングの位置などもある程度自由に調整可能です。 ●人目に付くので防犯性が高い
角地は、2方向が道路に面しているため、家の周りに視線が通ります。
もちろん、角地なら100%犯罪者に狙われないというわけではありません。 ●自治体によっては建ぺい率の緩和を受けられる日本では、誰彼構わず好きに建物を建てると、日当たりがめちゃくちゃになってしまうため、土地ごとに建ぺい率・容積率・高さ制限などを設定し、建てられる住宅のサイズや高さを制限しています。
しかし、2方向を道路に面している角地は、通常の土地に比べて「最低限道路の日当たりを確保すべし」というルールの適用が厳しいです。 新築時に角地を選ぶデメリット●ほかの土地に比べて価格が高い
角地は、一般的に人気があるため、同じ地域で同じ面積の土地と比べても、10%から20%ほど高い金額で売買されています。 ●日当たりの良さがマイナスに働く場合もある
角地の良さは、日当たりと風通しの良さ。 窓の外には道路やお向かいの建物、他人の敷地などがあるため、角地の家を設計するときは、どこに窓を置けば、視線を防ぎつつ採光と通風を確保できるのか慎重に考えましょう。 ●外構の工事費用が高い
ブロック塀など、家の周りを囲うものを外構と呼びます。 ●2方向の道路に対して斜線制限がかかる
斜線制限とは、道路の日当たりを確保できるよう、道路に面した建物の高さを制限するルールのことです。 ●車に関する事故のリスクが高い
角地は交差点に面しているので、カーブを曲がりきれなかった車がぶつかってきたり、車が突っ込んできたりするリスクがあります。 角地を購入する前に押さえておきたいポイント●角地の方角
角地は、どの方角に面しているかによって日当たりが変わるので、角地を買うときは必ず方角をチェックしましょう。
一方、北向きの角地は、日差しが弱くなるものの、比較的安定した明るさを維持できます。 ●道路の斜線制限
角地は、道路斜線制限によって、建物の高さや位置を制限されます。 ●隅切りの要不要
隅切りとは、最低限の見通しを確保するため、土地の角を空き地または道路にするという決まりのことです。 まとめ角地は、明るく開放的で、自由度の高い家を新築できる魅力的な土地ですが、一方で土地自体の価格や外構費用が高く、日当たりの良さがマイナスに働いてしまう場合もある不動産です。
同じ角地でも、どの方角に面しているのか、どれくらい大きな道路に面しているのか等によって、リスクや法的な制限、過ごしやすい住宅の設計は変わってきます。 |