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column 803.
不動産投資用ローンについて学ぶ!投資ローンのメリットや注意点2022-07-14
投資用のアパートやマンションの物件購入をサポートしてくれる、不動産投資用ローン。 ここでは、不動産投資ローンを活用するメリットや利用時の注意点、一般的な住宅ローンとの違いなど、基本的な情報をお伝えします。 不動産投資ローンとは?
不動産投資ローンとは、賃貸アパートや賃貸マンションといった投資用物件の購入や建築などを支援する、不動産投資を目的としたローンのことです。 不動産投資ローンは、「アパートローン」「プロパーローン」とも呼ばれますが、厳密にはこの二つは違うものです。
アパートローンは、利用目的を投資物件の購入に限定したもので、金利や借入期間、融資額などが決まっている、いわばパッケージ型の商品です。 なお、この記事では「アパートローン」について解説していきます。 不動産投資ローンのメリット
不動産投資物件を購入するには、物件価格を全額キャッシュで支払うか、不動産投資ローンを利用するかという二つの方法が一般的です。 ●少額の初期投資で運用を始められる
不動産投資を始めるには、アパートやマンションなどの投資用物件を取得する必要があります。 ローンを使って大きな物件を購入できれば、より大きな利益が得られ、レバレッジ効果が高くなるのがメリットの一つです。 ●手元に資金を残せる不動産投資は、株や債券といった他の投資とは異なり、物件購入後も修繕費が必要になるなど、運用にも多額の自己資金を準備しておく必要があります。 不動産投資ローンを使えば、全額キャッシュで購入するより手元に多くの資金を残せますから、突然の出費にも対応しやすくなります。 ●団信に加入できる
不動産投資ローンにも、一般的な住宅ローンと同じく、団体信用生命保険が用意されています。 不動産投資ローンの注意点
不動産投資ローンを契約する時や利用時には、いくつかの注意点があります。 ●金利が高い金融機関もある不動産投資ローンは事業用の融資ですから、一般的な住宅ローンと比べると金利が高い傾向にあります。
金利が比較的に低いといわれるのが銀行です。 また、金融機関に限らず、実績のよい事業者には金利が安くなるといった優遇措置を設けているところもあります。 ●審査が厳しい
審査基準は金融機関によって異なりますが、一定の年収がなければ借り入れが難しいといわれます。
審査は、個人の返済能力ではなく事業性をみて判断されますから、綿密な事業計画書(収支計画書)を作成する必要があります。 ●ローン返済地獄に陥るリスク空室が多く収入が不安定になると、ローンの返済が苦しくなり自己資金から賄わなければならないことも注意点の一つです。
場合によっては、物件を売却して事業を撤退する可能性もあるでしょう。 不動産投資ローンと通常の住宅ローンとの違い
市場では、さまざまな住宅ローンが提供されていますが、それぞれの商品には使用目的が定められています。
ここで注意しなければならないのが、一般的な住宅ローンを使って投資物件を購入するのは禁止されているということ。
このほか、不動産投資ローンと通常の住宅ローンとの違いとして、金融機関の審査内容があります。 不動産投資ローンの流れと必要書類不動産投資ローンを利用するまでの流れと、主な必要書類について解説します。 ●申し込み
金融機関の窓口またはオンラインで、不動産投資ローンの利用を申し込みます。 ●事前審査
一般的な住宅ローンと同じく、不動産投資ローンの審査も、事前審査と本審査の二段階構成になっています。
事前審査は基本的に提出書類を元に行い、事業計画書や収支計画書、物件に関する資料などをもとに進められます。
事前審査に必要な主な書類は、借入申込書のほか、源泉徴収票または確定申告のコピー、本人確認書類、物件の賃貸借契約書、借入しているローン償還表などです。 ●本審査事前審査に通ったら不動産売買契約を結び、本審査に申し込みます。
不動産投資ローンの本審査は、金融機関の本店で融資の可否を判断します。 本審査の必要書類は、事前審査に提出した書類に加え、住民票、印鑑証明書、課税証明書、納税証明書などです(提出書類は金融機関によって異なります)。 また、本審査では面談を行う金融機関もあります。 ●ローン実行
本審査を通過したら、金銭消費貸借契約を結び、融資が実行されます。 まとめ不動産投資ローンは、少ない資金でも事業を始められる商品でもあり、自己資金を確保する上でも役立つ商品でもありますから、上手に活用することで事業の成長に大きく貢献します。
ただし、不動産投資にリスクがあるように、不動産投資ローンの利用にもリスクがありますから、それを把握した上で対策を施すことも重要なポイントです。
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