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column 841.
家の中での花粉症はどう防ぐ?室内で起こる花粉症の原因・対策・予防方法2023-04-25
花粉は、屋外ではもちろん、家のなかでも飛び交っています。
では、なぜ家のなかにも花粉が存在するのでしょうか。 家の中に花粉が侵入する理由
花粉の侵入ルートでもっとも多い場所は、玄関です。 ほかにも、外干しした洗濯物を取り込む際や、換気扇などの給気口から侵入するケースもあります。
室内に侵入した花粉は、床やテーブルなど平面のところに溜まり、空気の動きに合わせて飛び交います。 花粉を室内に持ち込まないためにできること家の中で花粉症の症状が出ないようにするには、とにかく「花粉を家の中に持ち込まないこと」が大切です。具体的な対処法を紹介します。 ●身体や服に付いた花粉を払い落とす
帰宅時は、玄関から少し離れたところで髪の毛や服を手ではたき、花粉を払い落とします。 すぐに入浴できない時は、手洗い・うがい・鼻うがいで花粉を洗い流したり、室内着に着替えたりして、室内に持ち込む花粉の量を減らしましょう。 ●洗濯物を外干ししない
洗濯物を外干しすると、大量の花粉が衣類に付着してしまいます。 できれば、部屋干しにすることをおすすめします。 ]●日中に換気をしない
花粉は、主に昼から夕方にかけて飛散します。
部屋の広さなどにもよりますが、窓を開けて換気をする場合、5分から10分で部屋の空気は入れ替わるとされています。 ●服の素材にこだわり柔軟剤を使って洗濯する
空気中を舞う花粉は、衣類の静電気に引かれてくっつきます。
花粉のシーズンには、簡単に落とせる素材の服を選んだり、衣服の静電気対策をしたりすると、室内への侵入を防ぎやすくなります。
ただし、化学繊維は静電気が起きやすいため対策が必要です。 ●換気扇や給気口に花粉フィルターを取り付ける
換気扇や給気口からも、花粉は侵入します。
花粉用のフィルターは、ホームセンターなどで購入できます。 家の中の花粉を取り除くためにできること
どれだけ注意しても、花粉は家の中に侵入します。 ●小まめに掃除する
家の中の花粉を取り除くには、定期的な掃除が効果的です。
掃除のタイミングは、早朝がおすすめ。
また、掃除は水拭きから始めることもポイントです。 フローリングや畳などは、ウェットシートを付けたモップなどで拭き掃除をしてから、掃除機を使用しましょう。カーペットのような水拭きができない素材には、粘着式クリーナー(いわゆる「コロコロ」)で花粉を取ってから掃除機を使うのがおすすめです。 ●空気清浄機を使う
空気中を浮遊する花粉の除去には、「空気清浄機」がおすすめ。
なお、空気の流れない場所で空気清浄機を使っても、花粉を効率よくキャッチできません。 ●湿度を50%以上に保つ
水分を含んだ花粉は、重くなって床に落ちます。
湿度の目安は50%以上。 ●エアコンに花粉除去フィルターを使う
エアコンを通じて、外から花粉が侵入することはありません。
これを防ぐ上で、エアコンに「花粉除去用のフィルター」を付けるのも一手です。 家選びの段階で花粉症対策も検討しようマイホームの購入を検討されている方なら、花粉症対策がしやすい物件を選ぶことも、症状の軽減につながるでしょう。
たとえば、玄関近くに洗面脱衣所がある間取りの家なら、帰宅したらすぐに手洗いができますし、花粉の付いた服もそのまま洗濯機に。 花粉はジャケットやコートなど、外と接する服に付着しやすいため、玄関にジャケットやコートがかけられるスペースを設けることで、室内への侵入が防ぎやすくなります。
室内に物干しスペースがあれば、花粉シーズンに外干しせずに済みます。
また、気密性が高く24時間換気システムを導入した物件を選ぶこともポイントです。
ただ、24時間換気システムの給気口から花粉が侵入することも考えられます。 まとめ家のなかで起きる花粉症の症状を改善するには、室内に花粉を持ち込まないようにするとともに、持ち込んだ花粉を掃除などで取り除くといった予防策をしていく必要があります。
ただ、どれだけ対策をしても、気密性の低い住宅だと花粉は侵入してしまいます。 |