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マンションの管理費は何に使われる?相場や修繕積立金との違いを解説

2023-04-28

マンションの管理費は何に使われる?相場や修繕積立金との違いを解説

マンションを購入すると、「管理費」と「修繕積立金」の支払いを毎月求められます。
これらの費用が「何に使われるのか?」を把握することも、マンション選びで後悔しないための重要なポイントです。
そこで、管理費の用途や相場を中心に、マンションの管理費について必要な情報をまとめました。
また、修繕積立金との違いや、「管理準備金」「修繕積立基金」についても解説します。

マンションの管理費とは?

マンションの管理費とは、廊下やエレベーターといった共用部分の日常的な維持管理に使われる費用のことです。
具体的には、共用部分における以下の費用に使われます。

清掃費

定期清掃を行う管理会社などの人件費や備品代

設備保守費

エレベーター、オートロック、消防設備などの定期点検や保守費用

水道光熱費

エントランス、廊下、エレベーター、集会室などの電気代や水道代

管理組合の運営費

事務費、総会開催費用、専門家への相談料など

保険料

マンション全体にかける火災保険・損害保険料

マンションのような集合住宅は、各所有者の持ち物である専有部分(自室)と、マンションの所有者全員が使う共用部分に分かれています。
専有部分に関しては所有者が維持管理をしますが、共用部分については誰かがお金を出して管理をしないと、きれいな状態を維持できません。
そこで分譲マンションでは、所有者全員が加入する管理組合を作り、管理組合が管理費を集めることで共用部分を維持管理しています。

管理費と修繕積立金の違い

分譲マンションで毎月かかる費用には、管理費のほかに「修繕積立金」もあります。
修繕積立金とは、共用部分の大規模修繕工事に備えて積み立てるお金のことです。

大規模修繕工事では、外壁や廊下の修繕、配管工事、共用部分の設備交換などが10~15年の頻度で行われます。
工事内容にもよりますが、これらに必要な費用は数百万円から数千万円にもなるため、短期間で資金を集めることは困難です。
そこで、修繕積立金というかたちでコツコツ貯蓄をしていき、必要なときに取り崩して工事費に当てる仕組みになっています。

管理費

日常的なメンテナンスに使う「ランニングコスト」

修繕積立金

将来に備えた「貯蓄」

管理費との違いは、集めたお金をすぐに使うわけではないこと。
管理費は、日常的なメンテナンスに使う「ランニングコスト」です。
これに対して修繕積立金は、将来に備えた「貯蓄」になります。

管理準備金と修繕積立基金とは?

新築マンションの場合、管理組合の資金が少なく、清掃用具をはじめとする備品の購入や火災保険料の支払いなどができない可能性があります。
そこで新築マンションを購入する際には、管理費の不足分を補うために「管理準備金」を支払うのが一般的です。
毎月の管理費とは別に、初期費用として一括で徴収されます。
管理準備金の相場は、物件の仕様や区分所有する面積などによって異なるため一概にはいえませんが、数万円から数十万円になることが多いです。

修積積立金にも同じく、新築時に想定外の修繕が発生することなどに備えて「修繕積立基金」を設け、新築マンションの購入者が支払います。
修繕積立基金も、数万円から数十万円くらいが相場です。
なお中古マンションでは、管理準備金と修繕積立基金は通常発生しません。

マンション管理費の相場

分譲マンションの管理費は、どれくらいが相場なのでしょうか。
国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、駐車場使用料などからの充当額を含む管理費は1万7,103円、充当額を除く場合は1万1,503円が平均と報告されています(※)。

管理費の平均月額(令和5年度)

管理費
(充当額を含む)
17,103円
管理費
(充当額を除く)
11,503円
修繕積立金
(充当額を含む)
13,378円

ただし、マンションの管理費は物件の規模や築年数、設備内容、専有面積などさまざまな要因で異なります。
実際には、月1~2万円くらいの物件が多く見られます。
管理費の安い物件もあれば、高い物件もあるため、マンション選びでは管理費の額や管理の状態をチェックすることも重要です。

ちなみに修繕積立金の平均は、駐車場使用料などからの充当額を含む場合は1万3,378円、充当額を除く場合は1万3,054円です(※)。

出典)令和5年度マンション総合調査結果(国土交通省)

管理費が高いマンションの特徴

一般的に管理費の高いマンションには、以下のような特徴があります。
管理費を少しでも抑えたい方は、物件選びの参考にされてはいかがでしょうか。

専有面積が広い

マンションの管理費は、専有面積に応じて決まるのが通例です。
つまり、床面積が広い物件ほど管理費は高くなります。
同じマンションでも、床面積の広い部屋を選ぶと管理費が高いので注意しましょう。

総戸数が少ない

戸数の少ないマンションは、管理費が高くなる傾向があります。
これは、生産数の少ないオーダーメイドの商品は高く、大量生産される日用品が安くなるのと同じ原理です。
総戸数が少ないと1世帯あたりの負担が大きくなるため、管理費が高くなるのです。
ちなみに、上記で紹介した国土交通省の調査資料でも、総戸数の多いマンションほど管理費は安い傾向があると報告されています。

共用施設が豪華

共用施設の仕様も、管理費に影響します。敷地内にゲストルームや会議室があったり、管理人やコンシェルジュが常駐していたり、プールやジムなどが併設されていたりと、施設やサービスが充実しているマンションほど管理費は高くなります。
管理費が同じくらいの物件で悩んでいる方は、「どこにお金がかかっているのか」「共用施設をどれくらい利用するか」といった視点で考えると、選びやすくなるでしょう。

タワーマンション

超高層マンション(タワーマンション)は、構造や設備が特殊なため、専門的な管理体制が求められます。
通常のマンションにはない、高層階専用のエレベーターや制震装置などがある物件は、管理費も高くなるのです。
なお、高層階と低層階で比べた場合、専有面積が同じであれば管理費も同じ物件が多いです。
日当たりや眺望などの観点も踏まえて、部屋を選ぶと良いでしょう。

管理会社の委託費用が高い

マンション管理会社のサービス内容も、管理費に大きな影響を与えます。
たとえば、定期清掃が週1回のマンションより週2回の方が管理費が高くなりますし、管理会社がどこまで管理するかといったサービス範囲(契約条件)によっても変わってきます。
管理会社に委託している業務内容も、あらかじめ確認しておくと安心です。

管理費は安ければいいのか?

管理費は毎月支払うものですし、自分で金額を変えられないため、できる限り安い物件を選びたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「安ければ良い」というものではありません。
管理費の安いマンションは、十分に管理されていない可能性があるからです。

エレベーターの定期メンテナンス、廊下や階段の照明交換、防犯カメラの管理、管理人の人件費など、そのマンションで安心して暮らすには、それなりの予算が必要になります。

管理費の安い物件では、これらの費用をカットしていることが多く、長く住むほど居住環境が悪化しやすいといったリスクがあるのです。
見た目がおしゃれな新築マンションでも、玄関の植栽が枯れたり、エントランスにチラシなどのゴミが散乱したり、エレベーターに汚れや匂いが残っていたりするような物件は、快適な暮らしを送れません。
資産価値の観点でも、将来売却するときに価格が安くなる可能性があります。

大切なのは、管理費に見合うサービスが提供されているかを判断することです。
共用部分の状態を見て「管理費が適切に使われているか」をチェックしたり、相場より安い場合は理由を確認したりと、納得する物件を選びましょう。

管理費や修繕積立金の支払いを滞納するとどうなる?

管理費や修繕積立金は毎月支払わなければならず、平均すると合計3万円前後にもなります。
この費用が重荷となり、滞納する人も少なくありません。
管理費や修繕積立金の支払いを滞納すると、以下のリスクがありますので注意が必要です。

督促や管理組合による訴訟

管理費や修繕積立金を滞納すると、管理会社や管理組合から督促されます。
また、滞納金額に加えて遅延損害金が発生します。
それでも滞納を続けると、マンション管理組合の理事会や総会で取り上げられ、法的手段で訴える検討も始めます。

裁判所に支払督促を申し立てたり、訴訟を起こしたりするケースもあるでしょう。
さらに支払いがされない場合は、物件を差し押さえ競売にかけられることもあります。
こうなると強制退去させられ、住む家を失ってしまいます。
やむを得ない事情で管理費や修繕積立金の支払いが難しくなった場合は、滞納する前に管理組合や管理会社へ早目に相談することが重要です。

物件の劣化が進みマンションの資産価値が下がる

管理組合から見れば、マンションのメンテナンスや修繕費用が足りなくなり、「何かが壊れても直せない」「汚れたまま放置するしかない」という状態になってしまいます。
マンションの劣化が進むと居住環境は悪くなりますし、売却する際にも良い値が付きません。

マンションの共用部分は、自身も含めた住民全員が使います。
管理費を滞納するメリットはないので、マンションを買う時は管理費も無理なく払える物件を選ぶことが大切です。

まとめ

マンションの管理費や修繕積立金は、居住環境や資産価値を維持するために必要不可欠なお金です。
所有者から見れば毎月負担するものですから安い方が良いものの、十分な管理費がないと維持管理が難しくなり、物件の価値も下がってしまいます。

マンションは「管理を買え」といわれるくらい、管理状態で住み心地が変わる財産です
適切な管理費が設定されており、共用部分の管理が行き届いている物件は長く快適に過ごせるでしょう。

マンションを選ぶときは物件の管理もチェックし、健全な管理が行われているかを判断することが、後悔のないマンション選びにつながります。


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