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column 845.
住宅ローンのボーナス払いに要注意!ボーナス払いのメリットとリスク2023-04-28
マイホームを住宅ローンで買う場合、ボーナス払いをするかどうかを決める必要があります。
ただ、基本的にローンを組むときにボーナス払いをするのはおすすめできません。 今回は、住宅ローンにおけるボーナス払いのメリットやリスク、ボーナス払いをするときのポイントに、ボーナス払いできなくなったときの対処法などをご紹介します。 住宅ローンのボーナス払いとは?住宅ローンのボーナス払いとは、毎月ローンの返済をしつつ、年2回のボーナス月には追加で返済を行う、という返済方法のことです。
特徴は、毎月払いとローン払い、それぞれを分けて返済額や利子を計算すること。
住宅ローンの返済額は「ローン残債×金利」で求めるため、ローン月の返済負担は増えますが、毎月の返済額は少なくなります。 ボーナス払いをするメリット
ボーナス払いを選ぶメリットは、毎月の住宅ローン返済額が少なくなること。 ボーナス払いのリスク●ボーナスを自由に使えなくなる
ボーナス払いをするということは、「ボーナスの使い道が決まってしまう」ということ。 ●ボーナスが出なかったり減額されたりすると大変
ボーナス払いは、「現在もらっているボーナスを今後何十年も継続してもらえること」を前提にした返済プランです。
ボーナス払いは、月々の返済額が少なくなる分、ボーナス月の返済負担が大きい返済方法です。 ●ライフプランが変わったとき対応できない
ボーナス払いをすると、お子さんができたり大きな病気や怪我で収入が落ち込んだりしたとき、「ボーナスで必要なお金をまかなう」という選択ができなくなる可能性があります。 ●住宅ローンの返済総額が増えてしまう
住宅ローンのボーナス払いによって、総返済額が増えてしまう点もボーナス払いをおすすめしない理由の一つです。 ボーナス払いを使うときのポイント●ボーナスがなくても返済できる金額を借りる
ボーナス払いをするときは、ボーナスがなくても滞納せずに返せる金額を借りましょう。 ●何かあったときのために貯金する
ボーナス払いをする場合、トラブルに備えて毎月貯金することをおすすめします。 ●繰り上げ返済を活用する
余裕のあるときに繰り上げ返済をすると、住宅ローンの元金が減るので返済負担が軽くなります。
ただ、繰り上げ返済のルールは、金融機関によって違います。 ボーナス払いができなくなったときの対処法●金融機関に相談してボーナス払いをやめる
ボーナス払いができなくなった、またはボーナスが足りないので滞納しそうになった時は、ローンを組んだ金融機関に相談し、ボーナス払いを毎月払いに切り替えるのがおすすめです。 ●ボーナス払いの割合を減らす
ボーナス払いできない場合は、ボーナス払いの割合を減らしてもらうのも効果的です。 ●借り換えローンを利用して毎月払いをする
ボーナス払いの設定を変更できない、または今後現在の借入条件で返済を続けていく余裕がないときは、借り換えローンを利用するという手もあります。 まとめ月々の返済額を抑え、ボーナス月にまとまった額を返済するボーナス払いは、メリットがある一方リスクも多い返済方法です。
住宅ローンを組んだ後、ボーナスが減ったり転職して給与が下がったり、お子さんが生まれたりすると返済できなくなる可能性が高いので、基本的には利用をおすすめできません。 何が起きても滞納せずに返済を続けられるように、余裕のある返済プランを立てましょう。 |