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column 860.
うつ病でもローンは組める?マイホームを手に入れるためのポイント2023-09-04
一度、うつ病になってしまったことのある方でも、利用するローンの種類やプランを工夫すれば、住宅ローンでマイホームを購入できます。 ただ、うつ病歴のある方は、健康な方よりもローン審査を受ける際の注意点が多いです。 今回の記事では、うつ病でも住宅ローンを組めるのか、審査時にうつ病を伏せるとどうなってしまうのか、うつ病の方が住宅ローンを組むとき何に気をつければ良いのかなどを解説します。 うつ病でも住宅ローンを組めるの?結論からいうと、うつ病でも住宅ローンは利用可能です。
ただし、心身共に健康な方に比べると、利用できるローンの幅が狭まったり、金利が高くなったりするため、好きな金融機関で好きな金利のローンを組めるわけではありません。 まずは、どうしてうつ病だと住宅ローンを組むのが難しいのか、その理由を押さえていきましょう。 うつ病だとローンを組みづらいのはなぜ?うつ病と団信の話●団体信用生命保険とは
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組む際に加入を求められる、住宅ローン向けの生命保険です。
そのため、銀行を始めとした多くの金融機関で、住宅ローンの利用条件の一つとして、「団信に加入すること」を求められます。 ●うつ病だと団信の審査を突破できない
うつ病だと住宅ローンをなかなか組めないのは、住宅ローン審査を突破できないからではなく、セットで加入を求められる団信の審査で落とされてしまうからです。
そして、うつ病は、現代日本において自殺の要因の一つとして見られている病気であり、外傷と違って完治するのが難しい病です。 住宅ローンの申し込み時にうつ病を隠すとどうなる?●3年以上前にうつ病が完治している場合は問題ない3年以上前にうつ病が完治しており、それ以降通院や投薬治療を受けていない場合、つまり3年以上健康に過ごしている場合、過去にうつ病だったことを団信の審査時に伝える必要はありません。
なぜかというと、団信の審査でチェックされるのは、 上記の基準に当てはまらない病歴や治療歴は、告知義務に入っていないため、うつ病を患ったことのある方も、うつ病になったことのない方と同じように審査してもらえます。 ●告知義務違反で契約解除されるリスクがある
うつ病の治療を受けてから3年経っていない、または現在うつ病を患っている場合、住宅ローンの申し込み時にうつ病であることを隠すと、団信の告知義務違反です。
そして、注意しておきたいのが、団信の審査タイミングです。 また、団信の審査とローン本審査の両方に通り、家を買った後に団信の告知義務違反が分かった場合、規約違反によって団信の契約が解除され、団信の利用が前提となっている住宅ローンの一括完済を求められる可能性があります。 ●後でうつ病がバレると保険金が下りない場合も
うつ病であったことを隠して何とかローンを組めたとしても、安心はできません。。
この場合、団信の保険金が下りません。 うつ病の方が住宅ローン審査に申し込むときのポイント●団信の加入が必須でないフラット35を利用する
長期固定金利の住宅ローンを提供しているフラット35は、団信に加入しなくてもローンを組めるサービスです。
ただし、団信に加入しないということは、自分に万が一のことがあったとき、家族に多額のローンを残してしまうということです。 ●通常の団信より審査基準の緩いワイド団信のローンを利用する
ワイド団信は、通常の団信に加入できない方向けに提供されている、団体信用生命保険です。 ただし、金融機関によって、ワイド団信に対応しているところとそうでないところがあるので、ワイド団信に対応している金融機関を探しましょう。 ●配偶者の名義やペアローンで申し込む
配偶者が働いている場合、配偶者名義でローンを組むという方法もあります。
もし、配偶者の収入だけでは十分なローンを組めない場合、夫婦でお金を借りるペアローンの利用もおすすめです。 まとめ
うつ病でも、住宅ローンでマイホームを購入可能です。 |