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column 865.
ブラックリストに載ると住宅ローンは一生組めない?事故情報の悪影響2023-11-06
消費者金融の返済やクレジットカードの支払いを延滞したり、自己破産したりすると、個人の金融情報を管理している団体、信用情報機関に事故情報が残り、いわゆるブラックリストに載ってしまいます。
基本的に、ブラックリストに載ると5年から10年は住宅ローンを組めません。 ブラックリストに載るとはどういう状態か?●ブラックリストとはいわゆる「ブラックリストに載る」というのは、信用情報機関が管理する個人の信用情報に、事故情報(ローンの滞納や自己破産といった金融トラブル)が掲載されている状態のことです。
日本では、ローンを組んだりクレジットカードを作ったりすると、 信用情報に事故情報があるということは、金融機関から見ると貸し倒れリスクがあるということなので、いわゆるブラックリストに載っている間は、ローンなどの審査に通りません。 ●何をしたらブラックリストに載るの?信用情報機関のブラックリストに載ってしまうのは、以下のようなケースです。
基本的に、ローンや各種の支払いを滞納すると、事故情報が記録されます。
ここで注意しておきたいのが、「ローンを組んだこともないし、クレジットカードも使っていない」という方でも、金融事故を起こしている可能性があることです。 また、まれなケースですが、生年月日が同じで同姓同名の人物がブラックリストに載っており、自分まで金融事故を起こしたという扱いを受けてしまったというケースもゼロではありません。 ●ブラックリストに載るデメリットブラックリストに掲載されてしまうことで生じるデメリットは、以下の通りです。
信用情報に事故情報が載ると、「この利用者にお金を貸しても返ってくる可能性が低い」と評価されてしまいます。
金融機関やクレジットカード会社は、あくまでもビジネスとしてローンやカードを提供しているため、ブラックリストに載ると基本的にローン・カードの審査に通りません。
また、本人に十分な返済能力がないとみなされるので、たとえば「自分の配偶者が住宅ローンを組むとき保証人になる」のも困難です。 自分がブラックリストに載っているか確認する方法●大手信用情報機関はCIC・JICC・KSCの3団体
日本の主要な信用情報機関は、
CICは主にクレジットカードや信販会社、JICCは消費者金融、KSCは銀行が加盟しており、利用者の個人信用情報を記録しています。 ●CICへの開示手続き
クレジットカード系の信用情報を管理しているCICの開示手続きは、 もともとは窓口での開示手続きも行っていましたが、新型コロナウイルスなどの影響で、来社開示サービスは受け付けていません。
郵送の場合、申込書や本人確認書類、手数料をCICに送ると、10日程度で信用情報の報告書が送られてきます。
インターネットでの開示手続きは、毎日午前8時から夜21時45分までの間、パソコンまたはスマートフォンから可能です。 ●JICCへの開示手続き
主に消費者金融の信用情報を記録しているJICCの開示手続きには、スマートフォンの専用アプリが必要です。
JICCで開示手続きをするときの注意点は、本人認証の方法や報告書の受け取り方法によって、結果が分かるまでの時間が変わることです。 ●KSCへの開示手続き
主に銀行系ローンの信用情報を管理しているKSCの開示手続きは、郵送またはインターネットです。
インターネット手続きには、電話番号とメールアドレスが必要です。 ブラックリストはどのくらいで消えるのか?
信用情報の事故情報は、一生消えないというものではありません。
ただし、自己破産などの債務整理に関しては、ブラックリストから消えるまで10年ほどかかるとされているため、注意が必要です。 ブラックリストに載った後に住宅ローンを組む方法●事故情報が消えるまで待つ
ブラックリストに載ってしまった後に住宅ローンを組む方法として、一番確実なのは事故情報が消えるまで待つことです。 ●属性を良くする
年収や勤め先、勤続年数など、「どれくらい安定した収入を見込めるのか」という金融機関の評価をまとめたものを、属性と呼びます。 ●ブラックリスト掲載中でも借りられる住宅ローンはあるのか?
ブラックリストに掲載されている状態でローンを組みたい場合、フラット35の利用がおすすめです。 まとめブラックリストに載ると、新たにローンを組めなくなり、クレジットカードも作れなくなります。
ただし、ブラックリストに事故情報が残るのは、長くても10年程度です。 |