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column 902.
家づくりの注意点は?失敗を避ける上で大切な3つのポイントを解説2025-01-31
家づくりの失敗を避ける上で大切なポイントは、使いやすい間取りにこだわること、土地選びに時間をかけること、そして資金計画に余裕を持つことです。 家づくりの注意点を知っておけば、多くの先達が後悔したマイホームの良くある失敗例とは無縁の新生活を送れるでしょう。 今回は、マイホームを建てる際に施主が注意すべき、3つのポイントについて解説します。 家づくりの注意点①:間取りの失敗を避けよう●配線は適当に決めると使いづらい
家の間取りを考える時、重要なのが配線の使いやすさです。 使いやすい配線を実現するためには、事前にどういった用途で部屋を使うのか、どのような家具をどこに置くのかを考えた上で、配線を考える必要があります。 ●収納は少なすぎても多すぎても良くない
住宅内の収納スペースは、必要十分な広さを確保することが重要です。 収納を増やすと生活スペースが狭くなり、かといって収納が少なすぎると、室内に荷物が溢れかえってしまうため、マイホームの収納は「各部屋や各家族に必要な収納スペース」を計算して、決めましょう。 ●リビングの快適さにこだわろう
家の中で、最も長い時間を過ごすのは、多くの場合、リビングです。
たとえば、吹き抜けやリビング階段はおしゃれですが、空間が広くなる分、冷暖房の効きが悪くなりやすいです。 ●窓の位置や数によってはプライバシーを守れない
大きな窓は開放感があり、日差しを取り込めて快適ですが、一方で外から家の中が丸見えになってしまったり、窓が原因で断熱効果が下がったりする場合もあります。 自宅の窓は、家が完成してから大きくしたり小さくしたりするのが難しいため、設計の段階で道路や隣家から見えない位置に窓をずらしたり、採光用の窓を別途設置したり、すりガラスを選んだりして対処しましょう。 ●採光・通風で住み心地が大きく変わる
日当たりの悪い家、風通しの悪い家は、雰囲気も暗くなりますし、じめじめするため安心してくつろげません。
家づくりでは、明るく風通しの良い設計を採用しましょう。 ●動線が交差すると不便家事動線や生活動線を考えずに間取りを決めると、何度も家の中を往復することになったり、朝洗面所が混雑したりすることになるため、家づくりでは動線の整理も重要です。 洗面所とトイレの間に余裕を設けたり、冷蔵庫をキッチンの入口側に寄せて料理中でも飲み物などを取りやすくしたり、間取り図に家族の動きを書き込んで、効率良く生活できる動線を考えましょう。 家づくりの注意点②:土地選びの後悔を回避●土地選びは焦ると失敗する
安い土地や、好条件に見える土地が見つかったとしても、すぐに飛びつくのはおすすめできません。 ●照明が不十分だと夜の危険性が増す
価格や立地に満足できる土地でも、たとえば最寄りの駅から自宅までの道に十分な照明が設置されていない場合、帰宅時の危険性が増します。 ●通勤時間の通行量が多いと危ない
内見を行う日中は静かでも、朝晩の通勤ラッシュは車の通行量が多いという道路は少なくありません。 家づくりの注意点③:資金計画に余裕を持とう●外構は意外とお金がかかる
戸建てを建てる際、予算に組み込むのを忘れやすいのが外構の費用です。 ●予算に余裕がないと家具や設備を妥協することに特に、設計の自由度が高い注文住宅を建てる場合、良いと思ったオプションを追加した結果、いつの間にか予算オーバーしてしまい、泣く泣く家具や設備を妥協するというケースが少なくありません。 こういったシチュエーションで起こりやすいのが、「安い家具を選んだ結果、内装とデザインが合わない」「想像以上に下位グレードの設備が使いづらく、後悔している」といった問題です。
小さなインテリアならともかく、大型家具や大型の家電、キッチン等の予算を削ると、性能や耐久性も下がります。 ●ギリギリのローンを組むと返済が大変
ボーナスなどを考慮すれば何とか返済できる、といった住宅ローンを組むのは、おすすめできません。
年収の5倍前後、収入の20~25%を返済に回す程度の借り入れを目安にすれば、月々の返済で家計が圧迫されることを避けられます。 まとめ
マイホームは、間取り・土地選び・資金計画のどれかをおろそかにすると、快適な住まいになりません。
家は、購入後何十年も過ごす大切な空間です。 |