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column 904.
土地購入の注意点とは?チェックポイントや土地探しの方法を解説2025-01-31
土地購入時の注意点は、良い土地を見つけてもむやみに契約せず、土地に求める条件や予算、周辺環境の良し悪し等を調べてから購入を決断することです。 不動産との出会いは一期一会なので、初動が遅れると気に入った土地を逃してしまう可能性も増えますが、購入を焦り、使いづらい土地や問題のある土地を買ってしまっては意味がありません。 今回は、土地購入の失敗を避けるために押さえておきたい、購入前の準備や土地選びの注意点、購入時に確認したいポイントなどを解説します。 土地購入の前に実施すべきこと●土地代・建築費用等の予算を決める
土地購入の前に実施すべきことは、土地・建物・その他工事費用にいくら出せるのか、計算することです。
また、家を買うときは、不動産業者に支払う仲介手数料、不動産取得税といった諸費用として、不動産価格の5から10%前後のお金がかかります。 ●優先順位を決める
土地の優先順位を決めておくことも重要です。 優先順位を決めることで、悩む時間を減らせますし、勢いで土地を決めてしまう心配もありません。 ●大まかにエリアを絞る
土地探しを始める前に、住みたいエリアをある程度、決めておきましょう。 土地を購入するときの注意点●土地によっては建築できる家に制限がかかる
土地によっては、法律や条例の関係上建築の制限があり、希望する住宅を建てられない場合があります。 法律や条例は目に見えないので、購入を決める前に特別な制限がないか調べましょう。 ●インフラ未開通だと開通工事が必要になる
空き地の中には、上下水道・電気・ガス・ネット回線といったインフラが、整備されていない土地も存在します。 予算内で家を建てられるのか、工事のスケジュールにどの程度の影響があるのか、確認してから購入を検討しましょう。 ●土地ごとに災害リスクの差がある
同じエリアの中でも、災害リスクには差があります。 事前に災害リスクを知っておけば、火災保険・地震保険の保証を手厚くしたり、地盤改良をして災害時のリスクを抑えたりできます。 ●隣地との境界線があいまいだとトラブルになりやすい
隣地の境界線がわからない土地やわかりづらい土地は、購入後に隣地の所有者とトラブルになる可能性が高いです。 登記簿等を調べても境界線がわからない場合は、事前に土地家屋調査士などに測量を依頼し、境界線を確定させてから購入しましょう。 ●不整形地は安くても使いづらい
不動産の世界では、正方形や長方形に近い形状の土地を整形地、三角形や台形、旗竿地など、形がいびつな土地を不整形地と呼びます。
三角形の土地や台形の土地は、同じ面積の整形地に比べて、住宅や駐車場として使えるスペースが狭くて使いづらいため、安易に手を出すのは避けましょう。 ●前面道路が私道だとトラブルになることも
土地に面する道路が私道だと分かった場合、購入するかどうかを慎重に考えましょう。
なお、私道が道路として整備されている場合、私道か公道かは、現地で見てもわかりません。 土地の購入時に確認したいポイント●日当たり・風通し・水はけ・土地の高低差
日当たり・風通しの良い土地は、単純に過ごしやすく、水はけの良い土地は、建物を湿気や雨から守ってくれます。 ●ゴミ置き場までの距離と管理状態
土地を買うときは、ゴミ置き場までの距離をチェックしましょう。 ●土地の境目に隣家の塀が立っていないか
隣地に塀が立っている場合、塀が境界線の境目にあるのか、相手側の敷地に収まっているのかを確認しましょう。 ●交通量
土地を買うときは、周辺の交通量を確認することも大切です。 ●通勤や買い物のしやすさ
現地を見る際にチェックすべきポイントが、通勤や買い物などのしやすさです。 ●希望の間取りを実現できる建ぺい率・容積率か
日本では、土地ごとの建ぺい率と容積率によって、住宅の床面積やサイズが制限されています。 ●騒音や隣人トラブルの有無
戸建てや分譲マンションは、賃貸に比べて引っ越すのが難しいため、ご近所トラブルを避ける必要があります。 注意点を踏まえた土地探しの方法
土地探しは、何のためにどういう土地が欲しいのかを考えずに始めたり、価格や立地だけを見て購入を急いだりすると、後悔する可能性が高いです。
また、図面や写真だけを見ても、土地の良し悪しや周辺環境はわかりません。 注意点とポイントを踏まえて後悔しない土地購入をしよう
予算に限りがある以上、土地購入にはある程度の妥協が必要です。 まとめ
土地購入の注意点は、予算や優先順位を整理し、現地確認をしてから購入手続きを進めることです。
やみくもに土地情報を探しても、良い土地とはなかなか出会えません。 |