|
<< 2025年11月 >>
月間アーカイブ
|
column 909.
家を買うのはいつが良い?ライフイベント・年齢・収入から見た住宅購入のタイミング2025-04-17
家を購入するタイミングは、人それぞれ。 そこで、家を購入するのに適した時期を、ライフイベントや年齢、収入の観点から考えてみましょう。 ライフイベントから家の購入を検討する
出産や子どもの進学といったライフイベントを機に、マイホームを検討される方は多く見られます。
では、どのライフイベントで購入するのが良いのでしょうか。 ●結婚を機に家を買うメリットと注意点
家族が増える最初のライフステージが「結婚」です。
結婚を機に家を購入するメリットは、住宅ローンを早く完済できることがあるでしょう。
ただし、これから年収が増える予定の方なら、もう少し待つのも一手です。
注意点としては、将来の家族構成や資金計画を綿密に立てる必要があること。 「子どもは何人欲しいか?」「毎月のローン返済が滞らない借入額はいくらか?」といった、将来のライフプランと資金計画を十分に検討してからマイホームを探すことが大事です。 ●出産を機に家を買うメリットと注意点
「出産」も、家族が増えるタイミング。
出産を機に家を購入するメリットは、子育てしやすい間取りや設備、立地などをイメージできるため、育児負担を軽減しやすいことが挙げられます。
子どもの人数を決めている方であれば、間取りも決めやすく、将来の増築やリフォームの負担が軽くなります。
注意点としては、新居の立地環境を見極めること。
周辺環境を見て決める時は、「どんな子に育って欲しいか」という理想を固めておくことも大事なポイントです。 ●進学を機に家を買うメリットと注意点
子どもが幼稚園や小学校に「進学」するタイミングで、マイホーム購入を検討される方はたくさんいらっしゃいます。
とりわけ小学校に上がるタイミングで、マイホームを購入されるケースが多いようです。
また、将来の進学を見据えて立地を決めやすい点もメリットです。
このほか、周辺環境を考慮することもポイント。子どもが一人で出かける機会が増えますから、近くに交通量の多い幹線道路や子どもが立ち入りそうな危険な場所がないかを確認することも大事です。 ●子どもの独立を機に家を買うメリットと注意点
最近は、子どもが家を離れてから夫婦だけのマイホームを検討される方が多いようです。
子どもの独立を機に家を購入するメリットは、デッドスペースの少ない家を選べることが挙げられます。 子どもの独立後に、コンパクトな必要最小限の間取りの家を購入すれば、デッドスペースも少なくて管理がしやすいでしょう。
併せて、バリアフリーに対応した住まいを選ぶこともポイントです。
注意点は、住宅ローンが借りにくいこと。 年齢・収入から家の購入を検討する
マイホームを購入するタイミングを、年齢で決めている方も多いようです。
年齢や収入からタイミングを考えるときは、「住宅ローン」も併せて考えることが大事です。 ここでは、年代別と収入の観点から家を購入するメリットと注意点を見ていきましょう。 ●20代で家を買うメリットと注意点
20代で家を購入するメリットは、住宅ローンの返済期間を長く設定できることです。
また、完済時期も早まるので老後の生活資金に蓄えやすいこともメリットです。
注意点は、借入可能額が少なくなること。
また、住宅ローンの審査項目には「勤続年数」もあり、就職または転職して1年未満の人は審査に通りにくいといわれます。 ●30代で家を買うメリットと注意点
30代になると、仕事や収入が安定してくる年代です。
また、20代よりも収入が多いでしょうから、借入可能額も増やせます。
ただし、借入期間は20代よりも短くなります。 ●40代で家を買うメリットと注意点
40代なら、ある程度の収入を得ている年代でしょう。
逆に、借入額を増やしすぎる点には注意したいところです。 ●50代で家を買うメリットと注意点
50代だと住宅ローンの借入期間が短くなるため、借入可能額も少なくなります。
もう一つの注意点が「団体信用生命保険」の審査です。
健康に不安のある方は、フラット35など保険への加入が任意の住宅ローンを選びましょう。 購入時に気をつけたいことライフステージや年代に関係なく、家を購入する際には「将来のライフプラン」と「ゆとりある資金計画」を検討することが大事です。
家は何十年と住み続けるものです。いまの暮らしだけでなく、家族構成の変化や老後の暮らし方といった点も見据えておかないと、いずれ住みづらい家になるかもしれません。
資金計画の点では、住宅ローンの返済計画にゆとりを持たせることが大事です。
あるいは、転職や起業で家計の状況が変わることもあるでしょう。 滞納しないためにも、借入額や返済負担率を高くし過ぎないように注意しましょう。 まとめ
マイホームを検討するときは、家の間取りやデザインといったことも大事ですが、「将来のプランをしっかり考えること」も重要です。 ライフプランと資金計画をしっかり立て、いつまでも安心して暮らせる家を選びましょう。 |