| 
				 
	
<< 2025年11月 >> 
		   
 月間アーカイブ 
  
  | 
		   
	 
					column 692.
					
					 
				不動産売却後の入金はいつ?売却前後の手続きや入金時の注意点を解説2023-11-07
 
		不動産売却代金の入金は、売買契約を交わす日と物件の引き渡し日の2回に分けて行われるのが一般的です。 
		ただし、不動産売却代金をスムーズに入金してもらうためには、事前の調整や準備が必要不可欠。 不動産売却から入金されるまでの流れ●入金までの大まかな流れ不動産を売却し、売却代金が入金されるまでの流れは、以下の通りです。 
		・売却準備:不動産会社へ査定を依頼し、気に入った業者経由で売却開始 仲介、つまり不動産会社経由で買い主を探す場合は、入金まで3~6ヵ月程度、不動産業者に買取をお願いする場合は、入金まで数日~数週間かかります。 ●不動産売却代金の入金方法
		不動産売却代金の入金方法は、多くの場合銀行振込です。 不動産売却代金の入金前後に必要な手続き●入金前:引き渡し日当日に渡す書類や実印の準備引き渡し日の当日には、以下のような書類が必要となります。 
		・登記簿謄本 
		書類が不足していると、残代金の受け取りや不動産の引き渡しができません。 ●入金前:境界線の確認
		不動産は、境界線があいまいなまま売却すると、「隣地の所有者と境界線上にある塀の扱いでトラブルになった」「本来なら自分の土地なのに隣地所有者に勝手に使われている」といったクレームに発展しやすいです。 ●入金前:清算金や振込手数料の負担割合の相談不動産売却では、売り主が事前に払っている固定資産税やマンションの管理費などを買い主と日割りで精算するのが一般的です。 ただし、売買契約を交わす前に清算金がいくらあるのか、振込手数料をどちらが負担するのかといったことを決めておかないと、引き渡し日当日にトラブルになる可能性があります。 売却価格が大きい分、振込手数料の負担も重いため、買い主から「そんなこと聞いていなかった」といわれないように、お金の話は入金前・契約前に同意を取っておきましょう。 ●入金前:売却する住宅内の掃除・整理や引っ越し
		不動産を引き渡す時は、空き家にしておくのが原則です。 
		一般的に、売買契約を結んでから引き渡し日までの期間は、1ヵ月ほどです。 ●入金後:契約書類の保管
		不動産売却を行い、入金を受けた後は、不動産売却に関する書類を保管しておく必要があります。 ●入金後:確定申告
		不動産売却によって利益が出た場合、または税の特例を使って節税する場合、不動産を売った次の年に確定申告をする必要があります。 売却方法ごとの入金スケジュール●仲介で売却する場合の入金スケジュール
		不動産を仲介で売却する場合、不動産の売却代金は「売買契約の締結日」と「引き渡し日」の2回に分けて入金されます。 ●買取で売却する場合の入金スケジュール
		不動産を買取で売却する場合、仲介よりも入金タイミングが早いです。 ●買い主と合意すれば入金日は調整できる
		仲介で不動産を売却する場合、入金日は買い主との交渉次第で調整できます。 
		なお、入金日などを調整する場合は、売買契約を交わす前に各種条件の交渉をまとめ、契約書に記載しておくことが大切です。 不動産売却代金入金時の注意点●売り主都合のキャンセルは手付金の倍返しが必要
		売買契約時に受け取る手付金は、契約後にどちらかが解約した際の保証金という意味合いを持つお金です。 
		逆に、買い主の都合でキャンセルされた場合、売り主は手付金を返却する必要はなく、受け取ったお金を没収可能です。 ●特約次第では手付金を返すことになる
		売買契約の特約には、「買い主が住宅ローン審査に落ちた場合、手付金なしで契約を解除する」住宅ローン特約というものがあります。 
		もし、手付金の入金後にお金を使ってしまっていると、いざというときに手付金を返却できません。 不動産売却の入金時にありがちなトラブルとその対処法●買い主が住宅ローン審査に落ちて取引できなくなった
		売買契約は交わしたものの、買い主が住宅ローン審査に落ちてしまい、残代金が入金されなくなったというケースです。 
		しかし、ローン特約がない場合、契約解除するのか、手付金をどうするのかなどを一つひとつ買い主と交渉することになるのです。 ●買い主からの入金が遅れる・分割払いを求められる
		「不動産の代金は現金一括で払う」という条件で契約したにも関わらず、買い主側から入金が遅れるため待って欲しいといわれたり、分割払いを求められたりするというトラブルです。 こういったトラブルを避けるためには、「ローン支払いに対応できる相手とだけ取引する」「支払いの遅延があった場合違約金を請求できるようにする」「一定額以上の担保を求める」といった対応を取ることが重要です。 まとめ
		不動産売却代金の入金は、買取なら引き渡し時の1回、仲介だと売買契約日と引き渡し日の2回に分けて行われます。 不動産を売る時は、売買契約書にサインする前に内容を確認し、住宅ローン特約を付けたりキャンセル時の対応を定めたりして、予期せぬトラブルを回避しましょう。 
  |