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column 774.
リースバックとは?売却後も住み続けられる仕組みについて解説2024-11-15
金銭的な問題で持ち家の売却を考えているものの、できれば今の家に住み続けたいという方に向いているのが、「リースバック」という不動産の売却方法です。
ただし、リースバックは通常の不動産売却に比べて契約内容が複雑で、注意点も多いため、安易に利用すると後悔する可能性があります。 本記事では、リースバックの仕組みや利用条件、注意点に手続きの進め方などを解説します。 リースバックとは?サービスの仕組みや通常の売却との違い●リースバックの概要と仕組み
リースバックとは、現在住んでいる家を不動産業者に売却し、売った家を賃貸物件として貸してもらう契約のことです。 ●通常の売却との違い
一般的な不動産売却との違いは、売った家に住み続けられること。 また、リースバックに対応しているのは、基本的に不動産業者なので、査定結果に納得できれば、比較的短い期間で不動産を現金化できます。 ●リースバックのメリットとデメリット
リースバックのメリットは、住み慣れた家から離れなくて良いことです。
一方、リースバックの売却価格は、市場価格よりも安いです。 リースバックの利用条件と注意点●リースバックの利用条件リースバックの基本的な利用条件は、以下の通りです。
・不動産の名義人全員が売却に同意している 夫婦の共有物件で、一方がリースバックに反対している場合や、家を売ってもローンを完済できない場合、家賃を払えない場合、郊外にある古屋等で資産価値を見込めない場合などは、リースバックを利用できません。 ●リースバック契約時の注意点
リースバックの注意点は、家賃設定や契約内容を理解していないと、トラブルになりやすいことです。 また、リースバックは、
・物件を突然第三者に売却され、新しいオーナーから家賃の値上げや退去を要求された
といったトラブルも少なくありません。 ●リースバックなら家を買い戻せるがリスクもある
リースバックは、特約を設定していれば、売った家を買い戻せます。 契約時、口頭で売り主に有利な買い戻し金額や期間を提示されていても、契約書面に書かれていなければ、トラブルになったとき勝てないので、業者との約束事は必ず書面化してもらいましょう。 リースバックの具体的な進め方リースバックを利用するときの流れは、以下の通りです。
・リースバック業者の査定を受ける 大々的に不動産広告を売って買い主を募る、といった工程が不要なので、気になる業者に査定を頼み、査定結果や契約内容に満足できれば、すぐに自宅を現金化できます。 まとめリースバックは、不動産を現金化しつつ、家賃を払って売却した自宅に住み続けられるという特殊な不動産売却方法です。
ただし、売却価格が市場価格よりも安い、家賃相場も高くなりがち、契約を詰めておかないとトラブルになりやすいなど、注意点も少なくありません。 家を売る時は、さまざまな不動産業者から話を聞いて、ご自身に合った売却方法を考えましょう。 |