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column 781.
予期せぬトラブルを回避!不動産売却のチェックリスト2024-11-15
不動産売却は、手続きが複雑で、不動産業者や買い主といった利害関係者も多いので、本人が意識していてもいなくても、トラブルになりやすいというリスクを抱えています。 ただし、不動産売却で発生するトラブルは、事前にどういう点に気を付けていれば良いのかを知っていれば、回避できるものも多いです。 今回は、不動産売却の予期せぬトラブルを防ぎ、スムーズな売却を実現するために押さえておきたいことをご紹介します。 不動産売却を始める前に押さえておきたいこと●不動産売却の目的と必要金額・スケジュール不動産を売る時は、最初に不動産をなぜ売るのか、売却する場合最低いくら必要なのか、いつまでに売却したいのかを明確にしてから、売却活動を始めましょう。
売り主の考えや目的があいまいだと、早く売りたいのに高く売る戦略を重視する業者と契約する、といったミスマッチが起こったり、売却手続きを段取り良く進められなくなったりしてしまいます。 ●境界線が確定しているかどうか
戸建てや空き地の場合、隣地との境界線が確定しているかどうかも重要になってきます。
仮に、売り主と隣地所有者の関係性が良くても、買い主と隣地所有者が同じように付き合っていけるとは限りませんし、相続等で所有者が代わり、5年後10年後に問題が起きる場合もあります。 売却活動中のチェックポイント●掃除や修繕が行き届いているか
不動産の内覧は、売却活動の中でも特に重要なイベントです。
そのため、不動産の売却活動中は、定期的に物件の掃除や修繕を行い、清潔な状態で内覧できるようにしておきましょう。 ●売却に役立つ書類が揃っているか
不動産の売却時には、登記簿謄本や建物の図面、分譲マンションなら長期修繕計画に管理規約といった、様々な書類が必要になります。
また、過去に行ったリフォームや修繕工事の内訳書など、必須ではないものの、あると買い主に安心感を与えられる書類も、いくつか存在します。 ●適切な売却活動が行われているか
不動産業者と契約しても、担当者が最適な売却活動をしてくれているとは限りません。
たとえば、問い合わせや内覧の予約が思ったように集まらない場合、担当者に相談し、広告の出し方を変えたり、価格の見直しを検討したりすることで、解決するケースもあります。 引き渡し時の注意点
売却した不動産の引き渡しは、平日に行うのがおすすめです。
たとえば、親切心でお金を受け取る前に所有権を買い主に移すと、「法的にはもう自分の持ち物だから、売却代金は満額支払わない」と買い主が主張し、トラブルになる可能性もあるのです。
また、不動産の引き渡し後、契約書に記載されていない不具合が見つかると、売り主が責任を取ることになります。 まとめ
不動産売却のトラブルを引き起こすのは、多くの場合、確認不足や準備不足です。
内覧に備えて掃除や修繕を徹底する、必要書類を準備しておく、引き渡し当日は関係者立ち会いの元で物件や契約書をチェックするなど、売り主にできるトラブル対策は多いです。 |