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column 783.
高額査定の落とし穴!査定額だけで不動産業者を決めるリスクとは2024-11-19
不動産売却は、業者に査定を頼んで土地や建物がいくらで売れるのか調べ、査定結果に満足できたら仲介を任せるという流れが一般的です。 この時、不動産業者から高額な査定を提示されると、ついつい「高く売れるならこの業者に任せよう」と決断してしまう方も多いのですが、不動産業者を査定額の高さだけで決めるのは、おすすめできません。 今回は、査定額だけで不動産業者を選ぶ危険性や、不動産を適正価格で売るために知っておきたい、業者選びのポイントをお伝えします。 査定額だけで不動産業者を選んでしまうリスクとは
「査定額が高額だから」という理由だけで、不動産業者を選ばない方が良い理由は、査定価格が高くても、多くの場合希望する期間や金額では売却できないからです。
査定額が相場からかけ離れていればいるほど、割高になるため売却期間は長引きますし、売却期間が伸びれば維持費等の負担も増えます。
不動産の査定額は、売り出し価格ではなく、実際の売却価格でもない業者独自の「売却予想額」に過ぎません。 不動産業者の査定が適正かどうかを見極める方法●物件情報サイトなどを使って地域の相場を把握する
相談する不動産業者の査定が適正かどうかを知りたい場合、売りたい不動産がある地域の不動産相場を調べましょう。 ●相見積もりを利用する
不動産業者の査定は、各業者独自の基準で行われています。 ●査定結果の根拠を説明してもらう
たとえば、査定額がほかの業者よりも少し高くて怪しいが、対応は良いといった場合、査定の根拠を説明してもらいましょう。 相見積もりは何社必要?見積もり先の選定基準は?●最低でも2~3社の見積もりを取るのがおすすめ
相見積もりは、最低でも2~3社に依頼しましょう。
机上査定は、数日で結果が分かる上に、インターネットや電話経由で査定を依頼できるので、気軽に利用できますが、査定の制度は甘いです。 机上査定を受け、詳しい話を聞いてみたいと感じた不動産業者に訪問査定を頼めば、効率良く業者の選別を進められるでしょう。 ●大手と地域密着型の業者の両方に見積もりを頼む
相見積もり先を選ぶときは、大手と地域密着型など、規模の異なる業者をピックアップすると効果的です。 まとめ初めて不動産売却をする方にとって、高額査定をしてくれる業者は非常に魅力的です。
ただし、不動産の査定額はあくまでも売却予想額であって、実際にその金額で売れるわけではありません。 重要なのは信頼できる業者と契約することなので、地域の相場を把握したり、相見積もりを取ったり、査定の根拠を質問したりして、不動産業者を絞り込みましょう。 |