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column 867.
固定資産税の相場は平均いくら?納税方法や節税のポイントを解説2023-11-06
不動産を所有すると、毎年固定資産税の支払いが発生します。 今回は、固定資産税の相場や納税額の計算方法、固定資産税を安くするための軽減措置について、解説していきます。 不動産の固定資産税とは●不動産の所有者が年1回市町村に納める税金のこと
固定資産税は、土地や家といった不動産に課せられる地方税のことです。
なお、固定資産税は、「土地」と「建物」それぞれ個別に課税される税金です。 ●固定資産税と一緒に都市計画税も徴収される
都市計画税とは、自治体が市街地を適切に管理し、開発するために徴収される税金です。
ただ、資金がないと都市の開発や整備はできません。 税率は原則0.3%ですが、地方税なので、税率が0.3%より安い地域も少なくありません。 ●建物の固定資産税は古くなればなるほど安くなる
建物の固定資産税は、築年数が古くなればなるほど安くなります。 毎年の固定資産税は平均いくらくらい?相場を紹介●戸建ての固定資産税相場
戸建て住宅の固定資産税相場は、おおよそ10~15万円です。
など、同じ不動産でも年ごとに納税額が変わるので、相場はあくまでも目安程度に考えておきましょう。 ●マンションの固定資産税相場
マンションの固定資産税相場は、8~12万円ほどです。
なぜなら、多くの場合、マンションは戸建てよりも所有する土地の面積が狭いから。 固定資産税の計算方法●土地の固定資産税土地の固定資産税は、以下の計算式で求めます。
固定資産税評価額とは、主に固定資産税を徴収するために自治体が3年に一度更新している、不動産価値のことです。
手元に通知書がない場合、「路線価」を使って固定資産税評価額を求められます。
と計算していけば、おおよその固定資産税額を弾き出せます。 ●住宅の固定資産税住宅の固定資産税も、計算方法は基本的に土地と同じです。
厳密にいうと、住宅の固定資産税額は、「今同じ建物を新築した場合にかかる費用」と「経年劣化による資産価値の減少」を考慮して計算する必要があります。 ただし、あまりにも計算が大変なので、中古物件の場合は前年の固定資産税の納税通知書を調べ、新築の場合は「住宅価格の6割」を固定資産税評価額として計算すると良いでしょう。 固定資産税はどうやって納税するの?
固定資産税は、毎年4月から6月に自治体から送られてくる納税通知書や納付書を、金融機関の窓口またはコンビニ等に持っていくと支払えます。 不動産の固定資産税を安くしてくれる軽減措置とは●住宅用地の特例住宅用地の特例は、戸建てやマンション、アパート等の敷地の固定資産税が、安くなる税の特例です。
土地の上に住宅がある限り、住宅用地の特例を適用できます。 ●新築住宅の軽減措置
新築住宅を購入した場合、一戸建ては3年間建物の評価額が2分の1に、マンションは5年間建物の評価額が2分の1になるという制度もあります。 ●耐震・省エネ等のリフォームによる固定資産税の減額措置
耐震改修や省エネ改修など、住宅性能を底上げするリフォームを行うと、工事の内容に応じて住宅部分の固定資産税を減額してもらえます。
まとめ
固定資産税の相場は、戸建てだと年間10~15万円、マンションなら年間8~12万円です。 10年20年スパンで考えると決して無視できない負担になるため、不動産を買ったり相続したりするときは、大まかに固定資産税額を計算して維持費の見積もりを立てつつ、減額措置を利用して納税負担を抑えましょう。 |