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column 887.
子ども部屋は何歳から必要なの?自室の必要性や注意点を解説2024-05-15
結婚する時、子どもができた時、はたまた家を買う時に頭を過ぎるのが、「子ども部屋は何歳から用意すれば良いの?」という疑問です。 子ども部屋は何歳から必要になるの?一般的に、子ども部屋が必要になるのは、子ども用の学習机を購入する小学校入学時や、自立心が芽生え始める小学校高学年です。 子どもが小さい間は、おもちゃや衣類以外の私物が少なく、子ども自身も親と一緒に過ごしたがるため、無理をしてまで個室を与える必要はないでしょう。
ただし、子どもの性格や教育方針はそれぞれ違います。 子ども部屋は何歳まで使うの?子ども部屋が何歳まで必要になるかは、お子さんの生き方次第。
ただ、一般的には、 本人が家を出たいと考えて行動するか、進学・就職・結婚など、家を出る理由ができるまでは、子ども部屋が必要です。
なお、生活費や住居費の負担を考えて、あえて実家で過ごす子どもも少なくありません。 年齢別に見る子ども部屋の必要性●乳幼児(1~6歳)
日本のライフスタイルだと、お子さんが小さい間は親子同じ部屋で過ごすため、子ども部屋がなくても問題ありません。
子ども部屋を用意し、親の目が届かない状態を作る方が危険なので、事故や怪我を防ぐためにも、リビングなどの共用スペースで過ごしましょう。 ●小学校低学年(6~9歳)
子ども部屋の必要性が高まり、実際に子ども部屋を与える親御さんも増えるのが、小学校入学前後のタイミング。
また、小学校低学年は、徐々に夜、一人で寝られるようになったり、友達との付き合いを通して「自分の部屋が欲しい」と思うようになったりする時期です。 ●小学校高学年(9~12歳)
小学校高学年になると、学校の中でもお兄さん・お姉さんになってくるため、「自分はしっかりしている」という自覚が芽生えてきます。
また、子ども自身も、思春期を迎えたり、反抗期になったりして、親との付き合い方で悩む子が出てきます。 ●中学生以上(13歳~)
中学生になると、思春期・反抗期を迎え、プライベートな空間がないと子どもがストレスを感じるようになります。
また、中学生以降は、「親が知らない間に部屋に入る」ことを毛嫌いするようになる子も多いです。 子ども部屋を与えるメリット●自立心や自己管理能力の成長を促せる
自宅に子ども部屋を用意するメリットは、子どもの自立心や自己管理能力の成長を促せることです。
・自分で使ったものを自分で片付ける ●子どもの逃げ場を作れる子ども部屋は、家庭内で子どもにとっての逃げ場になります。
・親や友達と喧嘩した ●リビングを片付けられる
子ども部屋があれば、子どもの荷物を自室に収納できるので、リビングなどの共用スペースを片付けられます。 子ども部屋を用意するデメリット●ある程度、広い家が必要
そもそも、自宅に空き部屋がないと、子ども部屋を用意できません。 たとえば、家を買った時に子どもがおらず、夫婦2人でちょうど良いサイズのマイホームを購入している場合、住宅ローンを精算して広い家に引っ越すことになるのです。 ●子どもとのコミュニケーションが減りやすくなる
子どもがある程度大きくなると、リビングよりも自室で過ごす時間が長くなっていきます。 思春期や反抗期は、親と会話したくないと感じるお子さんが多くなるものですが、コミュニケーションの頻度が減ると、親子間の信頼関係が崩れたり、子どもの不調や悩みを見落としたりしやすくなります。 子ども部屋を作るときは、リビングに勉強道具を置いたり、リビングを通らないと自室へ行けない間取りにしたりして、最低限の会話を保てるようにすることが重要です。 子ども部屋を与えるときの注意点●子ども部屋の外に勉強スペースや収納を作る
子ども部屋を与えるときは、子ども部屋で全てが完結しないようにする必要があります。 リビングに学習スペースを作り、学校の鞄や教科書をリビングに置いておけるようにしたり、おもちゃや衣類を部屋の外に収納したりして、部屋の外に出ざるを得ない環境を作りましょう。 ●自室の管理は子どもに任せる
子ども部屋を作ったら、部屋の中の掃除や管理を子どもに任せることが重要です。
片付けられない、料理ができない、ゴミ出しの曜日も分からないといった生活力の低い大人に育てたら、将来、困るのは子どもです。 子どもが2人以上いる場合はどうすれば良い?
お子さんが2人以上いる場合、それぞれに個室を与えるのがベストです。
ただ、全てのご家庭が子ども全員に個室を与えられるわけではありません。 子ども部屋を作れない場合の対処法子ども部屋を作れない場合、リビングの活用をおすすめします。
・リビングの一角に机を置き、勉強スペース兼道具置き場にする
どの道、子どもが独り立ちすれば、子ども部屋は10~15年で空き部屋になるのです。 まとめ
一般的に、子ども部屋の必要性が高まるのは、小学校の入学前後です。
ただし、子ども部屋は、お子さんが自立すれば使わなくなる空間です。
子ども部屋を作れなくても、工夫次第で「自分の空間」は確保できます。 |

