秋の楽しみ方はいろいろありますが、「芸術の秋」を家族で楽しんでみるのはいかがですか。 芸術と一言で言っても、さまざまなジャンルの芸術があります。美術館や博物館は家族でも楽しめるスポットなのです。

とにかく、芸術は理解しようとしがちですが・・・ 感じ方というのは、人それぞれ、自由です。美術館や博物館では、まず自由に感じてみることが大切です。 製作者の意図とは関係なしに、からっぽな気持ちで作品に向かってみましょう。
「自由に見る」と言われても、よく分からないという人は。 まず、「好き」か「嫌い」か。好きな作品を見つけたら、どんなところが好きか。色や形など目に見える部分、あるいは迫力や優しさといった目に見えない部分など・・・ 子供にも「どんなところが気に入った?」というように聞いてみても良いでしょう。

あまり美術館や博物館に足を運んだことがないという方は、まず特別展や企画展などをきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
期間限定で開催される催しは、テーマもはっきりしていますし初心者でも楽しみやすいものが多く企画されていることがあります。地域の広報誌や新聞、あるいはインターネットを使用して情報収集してみましょう。
 

展示されている作品などを楽しむ以外の楽しみ方もあります。場所によっては、建物自体が個性的だったりして外から見るのもたのしいこともあります。
また、素敵な庭やカフェが併設されていたりするところも多いもの。季節の移ろいを目や肌で感じて庭を散策したり、カフェでホッとティータイムを過ごすのもオススメです。
 

静かに鑑賞するという場所というイメージの強い日本の美術館や博物館。子供の年齢にもよりますが、子供連れで行くのは勇気がいるという方も多いかもしれません。
実際に、子供連れ歓迎というところは残念ながら少ないのが現状ですが、「本物」に触れる(見る、感じる)だけでも子供にとっては素晴らしい体験です。
もし、泣いたり騒いだりするようでしたら、速やかに外に出るなどの配慮をしましょう。また、トイレにおむつ換えのベッドがあるかどうか確認しておくと安心です。 お父さんやお母さん自身が、子供が泣きやしないか騒ぎやしないかとヒヤヒヤするのではなく、一緒に楽しもうという気持ちを持つことが一番大切です。 「子供には、わからないだろう・つまらないだろう」という先入観を持つのではなく、子供なりの感じ方をすればOKというおおらかな気持ちを大切にしましょう。